大正7年1月建立
当時大橋通清源寺住職だった杉山察順和尚の創立で、清源寺前の御茶屋佐藤よねと宮部セキの寄進によって創設、浄土宗の一私庵であった。
察順は額田郡古部村・現在の岡崎市古部町の杉山荘兵衛の五男として生まれ、
万延元年(1860)豊橋市悟真寺で得度し、慶応2年(1866)8月江戸、
増上寺学寮で修行し、大政奉還の時は増上寺にいた。
明治(1871)4年に帰郷、悟真寺山内竹意寺に入山、大正3年清源寺が焼失後
清源寺に転じ再建し住職となる。
大正7年花田教会(察順院)を建立し。
故郷から明善尼を迎え花田教会の庵主とした。
察順は建立まもなく大正7年1月9日に還元なされた。
昭和17年3月法人教会、「花田教会」となり21年察順庵と改称し、
28年11月30日公称寺院察順院となる29年12月1日宗教法人成立。
その間明善尼→寶蓮尼→智水尼と尼僧寺院として続き戦火も免れてたが、
昭和60年3月24日智水尼が還元された後、後継者が無く、無住寺院となる。平成9年現住職が入山し現在に至る。
谷中 信巌
昭和21年12月1日生
趣味:卓球・ハイキング・釣り・書道
山﨑 雄誓(千葉県在住)
木村 良成(大光院住職に就任)